家族団らんのひとときに・・・”飛騨のかたりべ”を
飛騨のかっぺたん
新型コロナウィルスが猛威を振るっています。
不要不急の外出自粛を求められる中、
家に籠っている中で
ストレスがたまり
家族の中で
空気感がギスギスしてきたり
していませんか?
考えようによっては
日頃、なかなかとれない
家族との時間・・・
こんなときだからこそ
”飛騨のかたりべ”
をお茶菓子に
家族の時間を過ごされてみては?
☆かたりべとは?☆
語り部協会さまによりますと・・・
かたりべとは、
”言霊(ことだま)幸わう国”
ということばがあるようで・・・
幸せな国とは、やさしく思いやりのある言葉で
あふれる国だということなのです。
昔から
意思の伝達や思考、感情、言語を身振り手振りでおこなってきました。
そんな中で、言い伝え、戒め、教訓、祝い、地方の方言や家訓など
伝承や伝説を、語り伝えるのを職業として、朝廷にお仕えしたのが
「かたりべ」
なのです。
🌟「かたりべ」という名のお菓子🌟
その”かたりべ”の名を持つお菓子が、
江戸幕府直轄地
「飛騨高山」
に生まれました。・・・
⭐️飛騨高山に菓子文化が発展したわけ🌟
飛騨高山は、
織田信長の側近
「金森長近」
が治めていました。
天正14年(1586)、
飛騨国3万3千の石の国主として入府し、
ここから金森氏6代、107年の政治が始まりました。
戦国時代、織田信長の家臣として仕え、信長亡き後、関ケ原の戦いでは徳川方について前線で戦い、美濃国上有知(みののくにこうずち)1万8千石、河内国金田(かわちのくにかねた・大阪府)3万石が加増されました。
飛騨国に入国した長近は、城の建設を天正16年(1588)から始め、
慶長5年(1600)までの13年間で本丸、二之丸を完成させ、
以後三年かけて三之丸が築かれました。
日本国中に5つとない見事な城だったと記録が残っています。
✨城下町と菓子💫
菓子、和菓子ときいて思い浮かぶのは、
東京・小田原・京・金沢・・・
全てに共通しているのは、
「城下町」
という点・・・
残念ながら、現存してはいませんが、
日本で5つの指に入ると言われた名城が飛騨高山にありました。
城下町(元城下町含む)
に銘菓があり、お菓子文化が根付いているわけは、
”茶の湯”
との関係が深いと考えられます。
信長・秀吉と関係の深い
の時代から、江戸時代まで普及しました。
茶の湯には、
お茶請けとして必ず菓子が必要であったことから、
藩主を始め武士が茶の湯を嗜む際に供される和菓子作りの文化が発展したのです。
それに、
飛騨高山は、
のちに江戸幕府の直轄地となっているため、
経済的にも恵まれ、
嗜好の文化も発展しやすかったと言えます。
そういうわけで
城下町の菓子はその時代の
人々の口に合うよう進化し
銘菓が生まれてきたというわけなのです。
🌟江戸時代から伝わる飛騨地方の庶民のお菓子🌟
江戸時代では、砂糖は大変貴重なものとして扱われ
滋養薬として用いられていたほど。
特に、飛騨の山国では、
砂糖が大変貴重なもので
砂糖を使用する上菓子とともに
炒豆、干栗、くるみ、米、麦、大豆などの山里の恵みを原料とし
自然な甘さを引き出す職人の技から生まれた庶民の
味が”田菓子” ”駄菓子”として生み出されてきました。
🌟飛騨高山の駄菓子文化を伝える菓子匠🌟
創業1945年、飛騨高山の駄菓子文化を伝える菓子匠
【音羽屋】
は、
庶民が愛した素朴な駄菓子の生地に、
豊かな時代の訪れとともに
使用を許された
上白糖を絡めた、飛騨の歴史の集大成ともいえる逸品を生み出しました。
「飛騨のかたりべ」
は、きな粉と香煎(麦こがし・はったい粉・煎り粉ともいいます)
の練り生地に
真っ白い絹のような糖蜜をからめた香ばしく上品な半生菓子。
小京都飛騨高山の雅と懐が微妙に調和した
飛騨を代表するお茶菓子の逸品です。
庶民にも愛された
上品でありながらも飾らない
素朴な風味は
飛騨高山においでになられた
美智子皇后陛下
にも
二度にわたってお求めになられたほど
お気に入り戴いております。
ご自身のお茶請けとして、
ご友人来訪の際のおもてなしとして、
ご訪問時のご挨拶として、
を、ご紹介致します。
期間限定で
特別な
「かたりべ」
があります。
「日本三大祭」のひとつとしても有名な、
飛騨高山祭りが開催される秋に限定生産されるかたりべ。
飛騨の銘酒『久寿玉 ひだほまれ大吟醸』を惜しみなく使っているため、
口に含めば、華やかで芳醇な酒の香りが漂います。
また、酒粕を練り込んだ生地は、通常のかたりべよりも柔らかく、
ねっちりとした食感が楽しめます。
品良くまとまった佇まいがなんとも雅な、プレミアムな駄菓子です。
大吟醸とは?
日本酒の等級の一つであり、原料に米、米麹、水、醸造アルコールを使い、精米歩合は50%以下の白米、米麹および水を原料とし、低温でじっくりと発酵し製造した清酒です。吟醸酒よりさらに上の等級になります。
精米歩合とは、ざっくりいえば、米をどれだけ削るかということ。日本酒にとって、米の中心は旨み、外側は雑味になりますので、外を削る量が多ければ多いほど、等級が上がっていきます。
久寿玉ひだほまれ大吟醸
ひだほまれを使用した『久寿玉 ひだほまれ大吟醸』は岐阜県産の酒造好適米「ひだほまれ」を、精米歩合極限の40%まで自家精米し、北アルプスの伏流水で醸しました。お米を半分以上削り落としている大変贅沢な製法で作られており、ひだほまれの旨みを十分に感じられる逸品です。
また、北アルプスの雪解け水が使われているため、すっきりと豊かな味わいになります。 華やかな吟醸香とサラリと澄んだ酒質をお楽しみいただけると好評です。
久寿玉の語源は、広辞苑にいう「薬玉(くすだま)」であり、百薬の長「久寿玉(くすだま)」に置き換えたもの。 山紫水明な飛騨で、かたくなに伝統を継承し、万人に愛される銘酒として人気を博しています。
飛騨のかたりべは、他のイメージする駄菓子とは明らかに趣が異なります。
水飴と大豆を練った香煎を合わせ練り上げ、薄く伸ばしたものを短冊状に切り分けて、
糖蜜を絡めるという音羽屋独自の手法によって作り出されたその駄菓子は、
ともすれば、京の和菓子を彷彿とさせる上品さ。
飛騨の駄菓子文化が融合した品の良さは、贈答用として多くの方に珍重されています。