しらさぎ物語・・・ 下呂温泉の由来
飛騨のかっぺたん
むかしむかしのお話、、、
下呂温泉は、今の飛騨川ではなく、そこから4キロほど離れた「湯が峰」という山の中にあったそうです
あるとき、村に大きな地震があり「湯が峰」の温泉は、枯れてしまったそうです
温泉で野良仕事の疲れを癒したり、お年寄りの腰痛を治すのに毎日浸かっていた村人たちは、大弱り、、、
そんな時村人が、足を怪我した一羽のしらさぎが、どこからともなく飛んできて、湯が峰の淵の方に舞い降りるのを見ました。
そして、しらさぎのことを聞いた一人の村人が、後を追ってみると、しらさぎはお湯のこんこんと湧き出る淵に舞い降り、足の傷を癒しているのでした。
そこで、村人も温泉に入ると、しらさぎを追い疲れて棒のようになっていた足がどんどん軽くなっていくのを感じました。
話を聞いた他の村人たちも、こぞって温泉に入りましたが、温泉の効能は素晴らしく、野良の疲れが癒されるのは勿論、明日の活力が溢れ出てきます。女たちはお湯から出るとまるで赤子のようなすべすべの肌になるので大喜び
しらさぎは村人に見つかったとき一本の木にとまってから逃げていったのですが、その木の根元に、薬師如来の像があったことから、「あのしらさぎは、薬師如来の化身に違いない」といわれるようになりました。
下呂温泉の「温泉寺」に薬師如来が祀ってあるのはそのためです。
「温泉寺」からは、下呂温泉の全景が展望できるということです。
下呂温泉の“白鷺伝説”を今に伝える銘菓として、
発売から“30年”多くの方に親しまれているお菓子があります。
その名も「しらさぎ物語」。
岐阜県を代表するお菓子と認められ【全国観光土産品連盟】から推奨品と認定されています。